総括:みんなで大家さんの投資価値

みんなで大家さんに投資価値があるのか、今回の調査を踏まえて改めて評価してみたいと思います。

評価すべきは安定性と利回りのバランス

みんなで大家さんを総括

みんなで大家さんの収益モデルである不動産シェアリングは、不動産に投資したい人にとって、小額で参加しやすく、なおかつリスクをおさえながら高めの利回りを期待できる数少ない商品です。

また、投資家保護・元本保護という単なるポリシーではなく、「優先劣後出資」という具体的なルールとして形にされている点も評価したいポイントです。

安定した賃貸収入を確保するため、投資対象を商業系の優良物件に厳選している点も、なかなか巧みだと思います。

安定性に比べて利回りが高いことから、怪しいと指摘する意見もあります。しかしそれは、単に商品力や運用力の結果にすぎないのではないでしょうか。

いずれにせよ、これまでのみんなで大家さんについて確かにいえることは、その実績は嘘でないということ。

行政処分・営業停止といった出来事を経ているのに、「出資金の元本割れや予定分配率を下回ったことがない」という事実は、みんなで大家さんの信頼性を間違いなくしめしているといえるでしょう。

また、今後の日本の経済状況を考えると、みんなで大家さんは中々魅力的な投資商品といえます。

アベノミクスによるデフレ脱却がこのまま進むと、一年に2%づつインフレになり、20年で預金の価値は半減することに。

すると、預金とは異なる、安定的で高利回りが期待できる運用のニーズが高まるに違いありません。

そうした中で、みんなで大家さんは、これまで以上にたくさんの人たちに資産運用の選択肢を提供する存在になると思います。