収益の仕組み

みんなで大家さんの収益モデル、不動産シェアリングと呼ばれる仕組みを解説します。

みんなで大家さんの収益モデル・不動産シェアリングとは

不動産シェアリングを簡潔に言うと、不動産の所有権を分割販売し、本来大きな元手を必要とする不動産投資を、小さな資金からはじめられるようにした仕組みのこと。

「みんなで大家さん」は、不動産シェアリングの代表格で、その名前のとおり、出資者全員で大家さんになって利回りを得るというモデルです。

みんなで大家さんの収益イメージ

ちなみに不動産シェアリングは、不動産特定共同事業法とよばれる法律に基づいて運用されます。

平成7年4月に施行された不動産特定共同事業法は、不動産投資事業の健全な発展と投資家の利益保護を目的とした法律。
不動産の所有権を、複数に分割(小口化)して販売する不動産会社(不動産特定共同事業者)に、厳しい条件を課したものです。

事業者は、年に1回事業報告書を作成し、監督官庁(都道府県知事)の審査を受けなくてはなりません。

不動産特定共同事業の許可要件には、小口化された商品を購入する多数の投資家を守るため、最低資本金を1億円。

純資産額が資本又は出資額の90%以上など、高いハードルが設けられています。

【不動産シェアリングの資産運用の流れ】

1、不動産特定共同事業(営業会社)が、取得した不動産物件(主に商業施設)を賃貸借契約を結んだ借主に貸し出し、賃料を受け取ります。


2、小口化された商品を購入した、投資への参加者にたいして、投資口数に応じて借主から得る賃料をもとに利益分配をおこなっていきます。
みんなで大家さんの場合は、1口が100万円(募集口総数は商品により異なる)で、年6回の分配があります。


3、契約期間(数年程度)満了後は、出資した価額にもとづいて最終の利益分配と同時に償還されます。
この間、管理・運営などの面倒な業務は営業者が引き受けてくれます。

まとめますと、不動産への投資が小額で、しかも管理などの手間に煩わされずに手軽にできる方法といえます。もちろん、利益を得るために営業会社が元本をしっかり守ってくれることが大前提ですが。