とことん検証!みんなで大家さんの気になる噂
利回りが高すぎて、逆に怪しいとも言われるみんなで大家さん。実際どうなのか、他の不動産投資商品の利回りと比べてまとめてみました。
利回りなど収益性を説明する前提として、みんなで大家さんの対象不動産の評価方法について紹介しておきます。
みんなで大家さんの特徴は、収益還元法という方法にあります。
収益還元法とは、不動産の収益性に着目し、その不動産から将来得られる価値を現在価値に割引して評価するものです。
不動産価格ではなく安定した賃貸利益を原資とするため、不動産相場の上昇下落の大きな影響は受けません。
行政処分などが注目されすぎてあまり目立っていませんが、みんなで大家さんの資産運用の安定性は、実績を見ても確かといえます。
実際、販売を開始した平成19年(2007年)から「出資金の元本割れ」や「予定分配率を下回った」という商品はひとつもありません(2014年6月現在)。
安定性に比べて、利回りが6%というのが怪しい、という向きもありますが、6%の利回りというのは税引き前のものと明示されています。
実質利回りを見れば、たとえば、みんなで大家さんと似た小口の不動産投資、J-REIT(不動産投資信託)は4~6%の間で、大きく差はありません。
それどころか、場合によってはJ-REITに投資したほうが大きな利回りを得られることもあるでしょう。
ただ、J-REITは、株式のように不動産を小口化した証券で取引を行なうため、流動性が高く、価格が大きく上下します。
その点、安定した利回りを得られるみんなで大家さんには優位性があります。
まとめると、みんなで大家さんは手堅くそれなりの利回りを手に入れるのに適した不動産投資商品といえます。